004:  Please listen! "Charlie Parker with strings"

mercury with strings birdland
Left: November 30, 1949 at Mercury Recording, New York City   Buddy Rich,
Ray Brown,Charlie Parker,Max Hollander,Mich Miller, Milt Lomask.

Right: Live at Birdland, 1678 Broadway, New York City


はじめに

   チャーリー・パーカーの死後5年ほど経過して、私はモダン・ジャズを知ることになる。折しもアート・ブレーキー& ジャズ・メッセンジャーズの一行が初来日し、ファンキー・ブーム到来の時期でした。その5年後、小さな町のジャズ喫茶で鳴っていた音楽、それ が、パーカー・ウイズ・ストリングスでした。パーカーの名前だけは知っていたが、聴いたことがなかったので、当然ヘーこれが・・・・、というこ とになります。札幌の自宅に戻るやいなや馴染みのレコード店の女将さんに頼んで、取り寄せてもらったのですが、なんと擬似ステのV6シリ ーズのヴァーヴ盤でした。暫くの間は我慢して聞いていましたが、どうしてもオリジナル盤が欲しく、地元のヤマハ楽器や、東京新宿のマル ミに依頼し購入しました。FM放送の番組で、油井正一さんのパーカー・ストーリーを聴き、だんだんパーカーの素晴らしさにハマって行きま す。その油井先生がパーカー・ウイズ・ストリングスについてこう語っています。

  “ヴァーヴ初期のパーカー・ウイズ・ストリングスはとても不評を浴びたレコードだ。「これはノーマン・グランツの仕掛けに 違いない。バードがこんなコマーシャルなことをやるわけが無い」とジャズ・ファンが非難。しかし何と全てパーカー自身の企画だったのだ。
   バードはクラシック音楽を尊敬し荘厳な弦楽器の響きをバックに、アルトで歌い上げるという、大きな夢の実現に期待を 託していた。ところが、いかんせん優秀なアレンジャーがいなかった。バードは弦楽の響きに狂喜したようだが、内容は「軽音楽」となって しまった。バードの演奏もオリジナル・メロディに終始し飛躍がなく、意に反して不評をかうこととなった。”
   けれどもパーカーらしい素晴らしいソロが聴けるものも多く、パーカーを楽しむレコードであることに違いは無い。というこ とだ”

   私のパーカー・コレクションの中から、ヴァーヴ盤(スタジオ録音・コンサート録音)のほか、クラブやコンサート会場からの ライブ盤も取り上げ、現在聴く事のできるウイズ・ストリングスをリストアップし、収録されているレコードやCDの一覧を作成して見ました。



#01
  471201_02B
  CHARLIE PARKER with NEAL HEFTI'S ORCHESTRA
Recording session, 'Carnegie Hall Recorders', NYC,
Manday/Tuesday, December 1 & 2, 1947.
CR: MERCURY RECORDS.


Doug Mettome,Al Porcino,Ray Wetzel(tp); Bill Harris(tb); Bart Varsalona(b-tb); Vinnie Jacobs(frh); John LaPorta(cl); Charlie Parker,Sonny Salad,Murray Williams(as); Pete Mondello,Flip Phillips(ts); Manny Albam(bs); Gene Orloff(vln, concertmaster); Sam Caplan,Manny Fiddler, Sid Harris,Harry Katzman,Zelly Smirnoff(vln); Nat Nathanson,Fred Ruzilla(viola); Joe Benaventi(cello); Tony Aless(p); Curly Russell(b); Diego Iborra(perc); Shelly Manne(ds); Neal Hefti(arr,cond).

a2071-1Repetition 2:56

  このセッションは "The Jazz Scene" と呼ばれる1949年12月に発売した5000セット限定版の、 Norman Granz アンソロジーのために記 録されたものです。録音ストのためスタジオに空きが無く、やむなくカーネギー・ホールの録音スタジオを使用した。  ビッグバンドが録音したテープに、後日パーカーが、オーヴァー・ダビングしたと主張されてましたが、アル・ポーシノ(ヘフティ・  オーケストラのトランペット奏者)はこれを否定しています。(アル・ポーシノは、逆に「あれは後日パーカーが別にかぶせたんだ」と 言ったという説もある。)

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#02
  491130
  CHARLIE PARKER with STRINGS
'Mercury Studios', NYC,
Wednesday, November 30, 1949.
CR: Mercury Records.

Charlie Parker play alto saxophone on all tracks, accompanied by: Mitch Miller(oboe,poss.engh); Bronislaw Gimpel, Max Hollander, Milt Lomask(vln); Frank Brieff(vla); Frank Miller(cello); Myor Rosen(harp); Stan Freeman(p); Ray Brown(b); Buddy Rich(ds); Jimmy Carroll(arr,cond).


aC 319-5Just Friends  3:30
bC 320-3Everything Happens To Me  3:15
cC 321-3April In Paris  3:06
dC 322-2Summertime  2:46
eC 323-2I Didn"t Know What Time It Was  3:12
fC 324-3If I Should Lose You 2:46

  ウイズ・ストリングスでは、これがパーカーの最初の録音です。 それは、しばしばこれはノーマン・グランツの考え(商魂のため)に よるものか、またはパーカーのもの(彼のクラシック音楽の研究から、彼がいつもしたがっていたこと)であったかが、議論されたも のです。しかし、ストリングスと共演するというアイデアはバード自身の考えだった。この演奏の中のジャスト・フレンズは最も売 れたシングルとなった。

 左の写真は、ヴァーヴCD "Charlie Parker with Strings : Complete Master Takes" に使用された未発表写真の一枚です。
左から、ノーマン・グランツ、多分アレンジャーのジミー・キャロル、バード、オーボエのミッチ・ミラー。

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#03
  500822_23
  CHARLIE PARKER with STRINGS
PR, 'Apollo Theatre', 253 West 125th Street, Harlem, NYC,
Tuesday/Wednesday, August 22 and/or 23,1950.

Charlie Parker(as); Billy Taylor or Al Haig or Bernie Leighton(p); Tommy Potter(b); Roy Haynes(g); probably Tommy Mace(ob); Teddy Blume, Sam Kaplan, Stan Karpenia(vln); Dave Uchitel(vla); Bill Bundy(cello); Wallace McManus(herp); Jimmy Mundy(arr); 'Symphony Sid' Torin(m.c.).

First show:
 - Announcement into 0:40
a Repetition 2:47
b April In Paris 3:08
c Easy To Love 6:12
d What Is This Thing Called Love? into 3:04
 - Announcement -

Second show:
e Repetition 2:40
f April In Paris 3:13
g Easy To Love 2:15
h What Is This Thing Called Love? into 3:09
 - Announcement -

Third show:
i Repetition 2:36
j April In Paris 2:05
k Easy To Love 2:05
l What Is This Thing Called Love?  2:10

Fourth show:
m Repetition 2:36
n April In Paris 2:13
o Easy To Love 2:06
p What Is This Thing Called Love?  2:05

Fifth show:
q Repetition 2:25
r April In Paris 2:10
s Easy To Love 2:02
t What Is This Thing Called Love? 2:06

Sixth show:
u Repetition 2:26
v April In Paris 2:58
w What Is This Thing Called Love? into -
 - Announcement 2:45


 アル・ポーシノ、ドン・ランフェア、およびジミー・ネッパーらによってアポロのグリーン・ルームで、ベネディティのように録音され たテープが音源。 この22、23日のアポロ・セッションには、「パーカー・ウイズ・ストリング」の演奏は、5回だけだったようです が、全部で6回あったと“Philology Volume 10”に記載されています。3〜5回がPhilology Vol.10によって初めて陽の目を見ました。最初の2つのセッションのMCはシンフォニー・シッドです。

 異なるMCで、パーカーの挨拶のあとに演奏する「イージー・ツー・ラブ」が次の#04番目の[500000]で存在しますが(ボリス・ロー ズのエアー・チェック)、これはセッションの終わりに、異なるMCを用意していたのか、あるいはアポロ劇場からのものではないか もしれません。

 しかしPhilology Vol.10では、6回目のセッションの中にこれと同じものが収録されています。つまり、What Is This Thing Called Love?と Easy To Loveが逆になって入っています。What Is This・・・・の後のMCはシンフォニー・シッドに聞こえます。

 いずれにしても不明な点が多いセッションです。

 BirdBox CDには半分の1,2回及び6回目のセッションだけが入っています。

 左の写真は、アポロ劇場でリハーサルの休憩中、露天商からロブスターを買うジェリー・マリガンとバード。そして誰かの車のフェンダーの上で、ロブスターの身を 取り出すバード。

 

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#04
  500000
  CHARLIE PARKER with STRINGS
PR(?), probably 'Apollo Theatre', 253 West 125th Street, Harlem, NYC,
late summer,1950.

Charlie Parker(as); Al Haig(p); Tommy Potter(b); Roy Haynes(ds); probably Tommy Mace(obe); Sam Kaplan, Al Feller, Stan Kraft(vln); Dave Uchitel(viola); Bill Bundy(cello); Wallace McManus(herp); Jimmy Munday(arr); unknown(m.c.).

a Interview with Charlie Parker into 1:03
b Easy To Love -aJM 1:59

  このアイテムはJ・ネッパーらによってテープ録音された、8月17〜23日 のアポロ劇場のライブ録音(#04)に分類されるかもしれません。しかし、それとは異なるように聴こえます。そして、シンフォニー・シッドの はずですが、この司会者は、いったい誰でしょうか?。コロムビア・レコードからリリースされたものは、音源は有名な放送録音マニ アであるボリス・ローズと明記されているが、私の手元にある、ボリス・ローズの録音データ集にも、確かに8月23日のアポロ劇場から の放送録音であることが記されております。
インタヴューの内容は、瀬川昌久氏の翻訳でご紹介します。(この掲載には ご本人から承諾を得ております)

    アポロ劇場の司会者が観客に対してパーカー・ウイズ・ストリングスを紹介し、パーカーに話しかける。

  「アポロに戻ってきておめでとう。しかし今回は、今までと違った編成のグループだね。フル・ストリングス・セクションが後ろにいて 、セロ、ヴィオラ、ハープまであるね。どんな曲を演奏するんだね」

    パーカーが答える。

  「ジミー・マンディーの書いたイージー・トゥ・ラブという曲だ。」

    司会者が「それじゃお客様に、もう少し説明してくれないか」とパーカーに頼む。

  「これは数年前からの私のアイデアです。7〜8ケ月前にマーキュリーにレコーディングしましたが、今日おきかせするのはそれではなく て、独創的なジミー・マンディーのアレンジしたものです。心から皆様のお気に召すことを願います。」


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#05
  5008-09?
  CHARLIE PARKER with STRINGS
Possibly at two different Unknown studio, NYC,
Late Summer 1950.
CR: Mercury Records.


Joseph Singer(frh); Eddie Brown(oboe); Sam Caplan(vln,comst); Howard Kay, Harry Melnikoff, Sam Rand, Zelly Smirnoff(vln); Isadore Zir(vla); Maurice Brown(cello); Verley Mills(harp); Bernie Leighton(p); Ray Brown(b); Buddy Rich(ds),Joe Lipman(arr,cond); add unknown,-a(tubular bells and xylophone).

 -  frh,oboe,harp,p,b,ds only   -Bird out 0:09
aC 442-5Dancing in the Dark 3:09
bC 443-2Out of Nowhere  3:05
cC 444-1Laura (I)-c.t.2:57
dC 444-3Laura (II)-mst.2:57
eC 445-4East of the Sun (And West of the Moon) 3:38
fC 446-2They Can't Take That Away from Me 3:17
gC 447-4Easy to Love 3:29
hC 448-2I'm in the Mood for Love (II)-mst.3:33
iC 448-3I'm in the Mood for Love(III)-c.t.3:26
 -  oboe,1 string,ds only   -Bird out 0:05
jC 449-1I'll Remember April (I)-c.t.3:09
kC 449-2I'll Remember April (II) -Bird out-f.s.0:10
lC 449-3I'll Remember April (III)-mst.3:02

 「イージー・トゥ・ラブ」でも聞き取れるチャイムと木琴。このセッションは長い間50年7月5日の録音とされていましたが、 コンプリート・オン・ヴァーヴの解説ではLate Summer に変更されています。フイル・シャープの調査では、「レコード会社のマスター原簿には、録音の日付が全くありませんが、秒数の バランスから判断して1回のセッションで、最初の5つのタイトルを録音したことを示す。」としており、やはり2つのスタジオでの録音のようです。

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#06
  500916_17
  CHARLIE PARKER with STRINGS
Concert, 'Carnegie Hall', West 57th Street and 7th Avenue, NYC,
September 16,1950.(The concert began in the night of Saturday 16 and ended in the early hours of Sunday 17)

Charlie Parker(as); Tommy Mace(oboe); Teddey Blume, Sam Caplan, Stan Karpenia(vln); Dave Uchitel(vla); possibly Bill Bundy(cello); Wallace McManus(harp); Al Haig(p); Tommy Potter(b); Roy Haynes(ds).

a What Is This Thing Called Love? 2:54
b April In Paris 3:12
c Repetition 2:49
d Easy To Love 2:25
e Rocker 3:10

 ダウン・ビート誌が後援するJ.A.T.P.のツアー開始10周年を記念する コンサートがカーネギー・ホールを舞台に、土曜日の夜遅く開演しました。パーカー・ウイズ・ストリングスは追加アトラクションとして 翌日にはワシントンの国家警備隊(兵器庫または屋内訓練場)にてプレイしていますが、録音はありません。

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#07
  510317
  CHARLIE PARKER with STRINGS
RB, 'Birdland' 1678 Broadway, NYC,
Thursday, March 17, 1951.

Charlie Parker(as); possibly Walter Bishop Jr.(p); possibly Teddy Kotick(b); Possibly Roy Haynes(ds); unknown oboe and string section[-a,b]; 'Symphony Sid' Torin(m.c.).

a Easy To Love 1:35
b Rocker 2:35
c Jumpin' With Symphny Sid (theme) 2:40

 これはクラブ・バードランドからのパーカー・ウイズ・ストリングス 初日の演奏で、WJZ局からの土曜日の放送です。 これらの演奏は、ケン・ヴァイルの“Bird Diary”では3月22日木曜日の演奏としてい ますが、土曜日から日曜日の朝に、WJZの放送があったので、これはたぶん間違っていると思います。







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#08
  510324
  CHARLIE PARKER with STRINGS
RB, 'Birdland', 1678 Broadway, NYC,
Saturday, March 24, 1951.

Charlie Parker(as); Walter Bishop Jr.(p); Teddy Kotick(b); Roy Haynes(ds); unknown oboe and string section[-b-f]; 'Symphony Sid' Torin(m.c.).

a Jumping With Symphony Sid (theme)
 (voiceover) into
 1:02
 - Announcement -
b Just Friends 2:55
 - Introduction 0:30
c Everything Happens To Me 2:35
d East Of The Sun 3:20
e Laura 3:00
f Dancing In The Dark into 4:11
g Jumping With Symphony Sid (theme) -

 クラブ・バードランドからのパーカー・ウイズ・ストリングスのWJZ 局、土曜日の放送の二回目。


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#09
  510407
  CHARLIE PARKER with STRINGS
RB, 'Birdland', 1678 Broadway, NYC,
Saturday, April 7, 1951.

Charlie Parker(as); Walter Bishop Jr.(p); Teddy Kotick(b); Roy Haynes(ds); unknown oboe & string section; 'Symphony Sid' Torin(m.c.).

a What Is This Thing Called Love?-inc.2:02
b Laura 3:19
c Repetition 2:35
 - Conversation between S.S & Bird 2:58
d They Can't Take That Away From Me 2:58
e Easy To Love 2:13

 クラブ・バードランドからのパーカー・ウイズ・ストリングスの3番 目の、そして、最後のWJZ局、土曜日の放送。

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#10
  520122_23
  CHARLIE PARKER and his ORCHESTRA
Recording studio at First Avenue & East 44th Street, NYC,
Tuesday/Wednesday, January 22 or 23, 1952.
CR: MERCURY RECORDS.

Chris Griffin, Al Porcino, Bernie Privin(tp); Will Bradley, Bill Harris(tb); Stan Webb(fl,oboe,bs); Toots Mondello, Murray Williams(as,woodwinds); Charlie Parker(as); Art Drelinger, Hank Ross(ts,woodwinds); Sam Caplan(vln,concertmaster); possibly Sylvan Shulman and Jack Zayde, and five other unknown(violin); two unknown(viola); two unknown(cello); Verley Mills(harp); Lou Stein(p); Art Ryerson(g); Bob Haggart(b); Don Lamond(ds); Joe Lipman(arranger,conductor).


aC 675-2Temptation 3:31
bC 676-3Lover 3:06
cC 677-4Autumn In New York 3:29
dC 678-4Stella By Starlight 2:56

 スタジオ・セッションでは3度目の録音。ノーマン・グランツの別のアイ デアでしょうか?。木管楽器、ストリング、およびハープが入ったパーカー主導のビッグ・バンドの演奏。アレンジャーは、パーカーが 最も尊敬していたという、ベテランのジョー・リップマンです。


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#11
  520926
  CHARLIE PARKER QUARTET
RB, 'Rockland Palace Ballroom', Harlem, NYC,
Friday, September 26, 1952.

Charlie Parker(as); Walter Bishop Jr.(p); Mundell Lowe(g, not in f); Teddy Kotick(b); Max Roach(ds); + unknown oboe & string section on ♪.

a East Of The Sun (I) ♪3:32
b What Is This Thing Called Love? (I) ♪2:24
c Stardust ♪4:07
d Ornithology ♪3:09
e Easy To Love (I) ♪1:53
f Just Friends (I) ♪2:33
g Dancing In The Dark ♪3:44
h Gold Rush(aka "Turnstile") ♪4:17
i Don't Blame Me 2:40
j April In Paris ♪3:10
k Repitetion (I) ♪2:51
l Everything Happens To Me  -inc.  ♪2:08
m Sly Mongoose (I) 3:43
n Sly Mongoose (II)   -inc. 1:17
o Rocker (I) ♪4:26
p Laura ♪3:28
q Lester Leaps In (Stereo !) 4:28
 -  Announcement    -inc 0:07
 -  into noodling 0:26
r Out Of Nowhere ♪3:06
s I Didn't Know What Time It Was ♪2:57
t I'll Remember April ♪5:52
 -  into Parker noodling 0:14
u Cool Blues 3:31
v East Of The Sun (II) ♪3:27
w Just Friends (II) ♪3:21
x My Little Suede Shoes ♪5:16
y What Is This Thing Called Love? (II) ♪2:20
z Repetition (II) ♪2:57
aa This Time The Dream's On Me 7:21
bb Moose The Mooche   -inc.  4:07
cc Star Eyes   -inc. 2:08
dd Rocker (II) ♪5:40
ee Easy To Love (II)   -inc. ♪2:04

 これは、ハーレムのロックランド・パレス・ボールルームで開催 された、ベンジャミン・デイビス(1903・9・8 - 1964・8・22 共産党のメンバーで、スミス法の条件の下に懲役5年を宣告されたニュー ヨーク市議で、機関紙デーリー・ワーカーの主宰者)のための慈善コンサートです。

 パーカーは、チャンの誕生日プレゼントとしてテープレコーダーをプレゼントしましたが、それで録音したもの。そして、彼女のこ の記録は数あるアイテムの中でも主要なものです。これらは、最初はドリス・シドナー・パーカーのチャーリー・パーカー・レコード (LP 401)で、1961年に出されました。

 概ね、Jazz Classics のCDは、大きく改善されています。品質も非常に良く、チャン・パーカーのテープから紛失した、いくつかの アイテムも含んでおります。いくつかの曲で、Bird Box盤とJazz Classics盤の間に重要な速度相違がありますが、Jazz Classics盤 には「全ての曲は、初めて修整されていて、適正なピッチと正しいキーで再生されます。」とメモされています。この制作者は、二つ の現存しているモノラル・マスターから"Lester Leaps In”の「ステレオ・バージョン」を造りました。マスター・テープが結合され たものも少しありますが、ほとんどの場合、これらの編集は僅かです。

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#12
  521114A
  CHARLIE PARKER with STRINGS
PR, 'Station WNBC', concert 'Duke Ellington 25th Anniversary', 'Carnegie Hall', West 57th Street and 7th Avenue, NYC,
Friday, November 14, 1952 (8.30 p.m. 1st concert).

Charlie Parker(as); Walter Bishop Jr.(p); Walter Yost(b); Roy Haynes(ds); Candido(cga-1); + unknown oboe on -2 & string section, including Ted Blume(vln on -3); Bob Garrity(m.c.).

a Just Friends     -3 3:02
b Easy To Love     -2, -3 2:28
c Repetition  into   -1, -2, -3 4:44
d String theme    -3   -Bird out 0:22

 このカーネギー・ホールのライブ演奏は、デューク・エリントン楽団 の結成25周年を記念して開催されたものである。この日は午後8時30分と真夜中の2回のコンサートで、それぞれ2回に分けて記載 しております。エリントン楽団はもとより、ガレスピー、スタン・ゲッツ、ビリー・ホリデー、アーマッド・ジャマル・トリオが出演 しました。 ニューヨーク市を中心としたエリアを対象に放送を行う、NBC放送の支局であるWNBCはボブ・ギャリティーのアナウンスで、両方のコン サートを放送しました。

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#13
  521114B
  CHARLIE PARKER with STRINGS
PR, 'Station WNBC', concert 'Duke Ellington 25th Anniversary', 'Carnegie Hall', West 57th Street and 7th Avenue, NYC,
Friday, November 14, 1952 (midnight 2nd concert).

Charlie Parker(as); Walter Bishop Jr.(p); Walter Yost(b); Roy Haynes(ds); Candido(cga-1); + unknown oboe & string section on -2, including Ted Blume(vln-3); Bob Garrity(m.c.).

a Just Friends   -2 3:34
b Easy To Love   -2 2:29
c Parker introduces Candido   into 0:16
d Repetition  into    -1, -2 4:49
e Strings Theme    -2, -3 -bird out 0:33

 「チャーリー・パーカー・ウイズ・ストリングス」はこの日、二回目の真夜中のコンサートでも演奏しました。この後、ディジー・ガレスピーを加えた セクステットにより、"A Night In Tunisia" および "52nd Street Theme" を演奏しております。

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#14
  540827
  CHARLIE PARKER with STRINGS
RB, 'NBC Stars In Jazz', 'Station WABC', 'Birdland', 1678 Broadway, NYC,
Friday, August 27, 1954.

Charlie Parker(as); unknown oboe & string section including Ted Blume(vln); Walter Bishop Jr.(p); Teddy Kotick or Tommy Potter(b); Roy Haynes(ds); Fred Callum(m.c.).

a Strings Theme (I)     -Bird out 0:35
b What Is This Thing Called Love? 2:04
 - Introduction 0:52
c Repetition 2:36
 - Introduction 0:04
b Easy To Love 2:08
 - Introduction 0:41
e East Of The Sun 3:33
f Strings Theme (II)     -Bird out 1:27

  パーカー・ウイズ・ストリングスは8月26日に、ディジー・ガレスピ ーとダイナ・ワシントンと共に、Birdlandでの3週間の契約で演奏を再開した。これは翌日の演奏でWABC局の放送です。

  しかし、翌々日バード34歳の誕生日にはサイドメンとのトラブルが発生、パーカーはストリングス・メンバーを全員馘にしてしまった。 そこで出演料の支払いを要求するメンバーと騒動になり、このクラブの経営者から即刻パーカーは馘にされました。

  パーカーは、帰宅後チャンと言い争い、浴室でヨードのビンの中身を飲み干し、さらにアスピリン錠剤一瓶を飲んで、自殺を図りまし た。 彼は、「潜伏分裂病(精神分裂症)」と診断され、ベルヴュー病院の半狂乱者収容棟に閉じ込められ、9月10日まで入院していた。

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最後に

  「チャーリー・パーカー・ウイズ・ストリングス」は、現在入手できる 音源は以上の通りです。ケン・ヴァイルの "Bird's Diary" には、数多くの各地のクラブやホールで演奏をしている記録があります。 残念ながらこれらは録音されてはいなかったため、耳にすることはできません。

Blue Note in Chicago
Club Harlem in Philadelphia
Soldier Meyers in Brooklyn
Paradise Theatre in Detroit
Towne Casino in Buffalo
Johnny Brown in Pittsburgh
Uline's Arena in Washington D.C.
St Paul in Minnesota
Lindsay's in Cleveland
Jordan Hall in Boston

などとの出演契約がなされ、演奏していたようです。さぁ、コンボ演奏とはまた違ったパーカーを楽しみましょう!

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